Saturday, January 31, 2009

装飾と服飾を纏うもの

装飾と服飾を見ても均質化は起こっている。

人々には確実にある特定のレールがあり、彼等はそれに従い、そこにある情報をたよりにして趣味趣向に従い行動をする。特にそれらが表わされるのが服やそれに付ける装飾にある。人々は衣服やイヤリング、ピアス、ネックレス、リング等の装飾を身にまとうことによって日常生活を行っている。そしてこれらもまた世界規模で共通の概念がグローバリゼーションによってもたらされている。インド、シンガポール、中国、アメリカ、日本、台湾、フランス、イギリスにいたるまで祭りや行事の時以外はその地域の工芸品や服装を着ることなく、ジーンズやジーパン、スカート、パンツ、Tシャツといったものを世界共通の概念として人々は着こなしている。これらもまた世界の均質化を表すものである。特に男女の好みや美しい、ダンディ等とされる場合もまたミスユニバースやミスワールドなどの国際的な美女を決める大会などでも背が高く、胸が大きく、そして顔が整っているなどアメリカやプレイボーイ誌やフランスのパリコレクションのモデルを基本に置いた気世界共通の美しさの定義が厚生されている。日本の奈良時代などは女性の美しいとされるものはふくよかで、眼が細いことなどがある。そして地域によってこれらの美しさの概念は全く違っていた。特にアフリカ民族の中には首の線の数で美しさを決めるという民族もいるが地域性が現代において乖離してきたことによって美しさもまた世界規模で均質化をたどっている。

香月真大

No comments:

Post a Comment